ソフトバンク、双葉電子と産業向けドローン開発

LTEや高精度測位サービス対応、誤差数センチで飛行制御

　ソフトバンクと双葉電子工業は12月17日、産業向けドローンを共同開発することに成功したことを発表した。今年9月から橋梁や鉄塔、建設現場などでの点検をはじめ、測量や災害支援などに活用できる産業向けドローンの開発に取り組んできた両社だが、そのプロトタイプが完成したかたちだ。
　プロトタイプドローンは、双葉電子の産業用ドローンをベースに、LTE対応の通信モジュールを搭載。さらにソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill（イチミル）」に対応させた。
　LTEの利用によってドローンを遠隔地から飛行制御できるほか、撮影した画像や映像をリアルタイムに送信することを可能にした。また、「ichimill」を活用することで、誤差数センチメートルの精度で飛行制御でき、空撮した画像の位置情報も高精度化することもできるという。・・・

※写真＝ソフトバンクと双葉電子工業が産業用ドローンのプロトタイプ開発に成功。LTEやソフトバンクの「ichimill」に対応（提供：ソフトバンク、双葉電子工業）