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2020.12.18

WING

富士フィルム、写真現像プロセス用いた抗原検査キット開発

製造販売承認申請、足柄とベトナムで生産安定供給

 富士フイルムは12月17日に、写真の現像プロセスで用いる銀塩増幅反応による高感度検出技術を応用した「銀増幅イムノクロマト法」を使った新型コロナウイルス抗原検査キットの製造販売承認を、医薬品医療機器総合機構に行った。この方法を用いることで、迅速かつ簡便に検査することが可能だとしている。
 また、同キットの生産体制を構築するため、富士フィルム診断薬の製造を担う、「FUJIFILM YUWA MEDICAL PRODUCTS VIETNAM COMPANY LIMITED.(ベトナム ビンズオン省」に設備投資を行うことを決めた。この設備投資は日本貿易振興機構(JETRO)が公募する「海外サプライチェーン多元化等支援事業(第三回)」に採択されている。
 抗原検査は迅速な検査により、その場で結果を確認できるというメリットがありるものの、一方でPCR検査に比べて感度が低く、高感度化が求められてきている。また、・・・