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2020.12.18

WING

陸自、豪陸軍連絡将校を1名受入れへ

米国以外では初、陸上総隊司令部日米共同部に

 陸上自衛隊は12月17日、オーストラリア陸軍から連絡将校を受入れると発表した。受入れるのは豪陸軍の少佐1名で、2021年1月中旬に着任することで豪陸軍と調整しているという。陸上自衛隊が同盟国である米国以外から連絡将校を受入れるのはこれが初とのこと。ちなみに、自衛隊全体では陸海自衛隊がそれぞれ米軍の連絡将校を受入れている。米国以外の連絡将校の受入れ実績としては、海上自衛隊が2015年2月に英国海軍中佐を連絡将校として自衛艦隊司令部に受入れた実績がある。
 湯浅悟郎陸上幕僚長は同日の定例会見において、「インド太平洋地域に関連して、豪州とは様々な価値観を共有している。互いに望ましい安全保障環境を構築するために、相互に協力して地域の平和と安定に直接連携しながら貢献出来ると考える」として、連絡将校受入れの意義を語っている。また、陸自から豪州陸軍への連絡将校を派遣する可能性については「これから検討するが、可能であれば出したい」と語った。・・・

 

※写真=陸上自衛隊は、来年1月より豪州陸軍の連絡将校を受入れる。同盟国である米国以外から受入れるのはこれが初めてとのこと

※写真=2019年の日米共同方面隊指揮所演習(YS-77)にオブザーバーとして参加した豪陸軍の軍人達。日豪そして日米豪では共同訓練等を瀬局的に行い、結びつきを強化している