ウイングトラベル
★主要旅行47社の10月実績、国内旅行38.7%減
Go To効果で4社はプラス、総取扱額65.7%減
観光庁がまとめた主要旅行業者47社の旅行取扱状況速報によると、10月の総取扱額は前年同月比65.7%減の1556億100万円だった。このうち、国内旅行はGo Toトラベル事業に東京発着が10月から追加された効果などから38.7%減の1512億5200万円となり、9月の62.8%減に比べて回復基調が鮮明となった。一方で、海外旅行は97.9%減の36億5400万円、外国人旅行は97.6%減の6億9400万円と、依然として97%台の減少が続いている。
国内旅行については、6月が87.9%減、7月が78.4%減、8月は76.3%減、9月は62.8%減、10月は38.7%減で推移している。Go Toトラベル事業は7月22日に開始されたが、東京発着が除外されたことで夏休みの需要回復は遅れたものの、10月から東京発着が追加され、地域共通クーポンの利用も開始されたことで、旅行需要の回復につながったものとみられる。
ただ、コロナ第三波を受けて冬休み期間の12月28日から来年1月11日まで全国でGo Toトラベルが一時停止されることが決定しており、再び需要が冷え込むことが懸念されている。