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2020.12.22

WING

JAXA・ヤマトHD、物流eVTOL貨物ユニット共同開発

空と陸輸送切り替え合理化で物流フロー全体を最適に

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)とヤマトホールディングスが、物流用の電動垂直離着陸機(eVTOL)に活用する際、航空・陸上輸送間の切り替えを合理化した大型貨物ユニット「PUPA(ピューパ)8801」の空力形状を開発したことを発表した。これにより、物流フロー全体の時間と作業を最適化することができるとしている。ちなみに、ヤマトホールディングスによれば、これまでに開発してきたPUPAシリーズのなかでは最大のもので、搭載可能重量は約400kgに達するという。
 ヤマトホールディングスは2018年10月に、ベル社との間で新たな輸送モード構築に基本合意し、2020年代前半までに実用化するとした。昨年8月26日には、米国テキサス州フォートワース郊外で、ベルが開発したAPT70(自律運航型ポッド輸送機)とヤマトホールディングスが開発した貨物ユニットPUPA(荷物空輸ポッドユニット)の機能実証実験に成功済みだ。・・・

 

※画像=PUPA8801の運用イメージ(提供:ヤマトHD、JAXA)

※画像=陸と空の切り替えに最適な空力形状をJAXAと開発(提供:ヤマトHD、JAXA)