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2020.12.23

WING

NTT西日本、真庭市でドローンで樹種・材積量視える化

地域バイオマス利活用促進で資源・経済循環モデルに貢献

 NTT西日本と同グループ傘下のジャパン・インフラ・ウェイマーク(JIW)、そして岡山県真庭市の3者は、真庭市鉄山の約10ヘクタールをフィールドとして、ドローンによる広葉樹測量を用いた人工知能による樹種・材積量の視える化に関する実証実験をスタートした。実証期間は今年11月から来年3月まで。投入するドローンは、テラドローン社製の「TerraLidar」を利用する。
 人口減少・高齢化社会が進行するなか、既存の社会インフラや従来型の経済システムはその維持が困難となりつつある。そうしたなか真庭市では、森林資源に代表される地域資源を活かし、バイオマスを活用したエネルギーの利用・協働を進め、地域の活性化とともに再生資源を基盤とした自立型社会の実現を目指している。その一環で、森林資源のさらなる活用と地域内の電力自給率100%に向けて、未利用の材木や一般木材に加え、広葉樹の燃料化の検討を始めているという。・・・