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2021.01.06

WING

BAE、P-8A用RFCMシステムの短納期実証実験契約

米海軍と400万ドルで、2021年始めより試験開始へ

 BAEシステムズは1月5日(米国現地時間)、米海軍からP-8A哨戒機用の新型無線周波数対策(RFCM)システムの短納期デモンストレーションを400万ドルで契約したと発表した。
 これはポッドマウント型のRFCMシステムを短期間で開発するもので、RFCMシステムは小型フォームファクタのジャマー、高出力増幅器(アンプ)、AN/ALE-55光ファイバー式曳航デコイ(FOTD)で構成している。
 システム構成部品の設計および製造において革新的アプローチを開発した小規模フォーカスチームの共同により、従来は18ヵ月から24ヵ月かかっていたプロセスを5ヵ月から6ヵ月に短縮するとのこと。このため、BAEシステムズは約5ヵ月でRFCMシステムの設計、製造、統合、出荷を行い、P-8Aに搭載して、2021年始めから2ヵ月の試験を実施する予定としている。

 

※画像=AN/ALE-55光ファイバー式曳航デコイを搭載するP-8A(提供:BAEシステムズ)