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2021.01.06

WING

米国務省、クウェート向けAH-64EのFMS承認

改良型PAC-3補用部品も、見積金額は計42億ドル

 米国務省は去る12月29日(米ワシントン現地時間)、クウェート向けAH-64E攻撃ヘリコプターおよび改良型PAC-3ミサイル構成品の補用部品の有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。見積もり総額は2件合わせて42億ドルで、国防総省安全保障協力庁(DSCA)は同日、議会に要求承認を通告した。
 今回のFMS内容をみてみると、AH-64E関連では8機のAH-64E(新規製造)、16機のAH-64DをAH-64Eへの改修(再生産)、22基のT700-GE 701Dエンジン、36基のT700-GE 701Dエンジンの再生産、27基のAN/AAR-57ミサイル警報システム(CMWS)などのほか、訓練装置やヘルメット、シミュレーターなどの各種支援構成品、テクニカルやロジスティクスといった各種サービスを含んでおり、見積もり金額は40億ドルになるとのこと。
 また改良型PAC-3ミサイル構成品の補用部品関連では、固定式アンテナマストグル-プ(AMG)や情報調整装置(ICC)などの補用部品を各1セットのほか、メンテナンスといった各種サービスを含んでおり、見積もり金額は2億ドルになっている。