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2021.01.06

WING

岸防相、緊急事態宣言へ「自衛隊が最後の砦」

各種支援へ万全の態勢、役割十分に果たす

 岸信夫防衛大臣は1月5日の臨時会見で、急速に感染が拡大している新型コロナウイルスの対策に関する、自衛隊の災害派遣について「このようなときに対応してこそ自衛隊だ」と述べて、緊急事態宣言が出された後の医療対応に万全を期す構えを示した。
 このところ首都圏では、急速に感染が拡大し、政府は7日にも緊急事態宣言を再度発出する。その際に防衛省では、現在が将来のコロナ改善へ向けた重要な局面だと位置付けて、岸大臣は「いかなる事態においてもしっかり守り抜く自衛隊は、日本の最後の砦」だとして、医療支援へ前向きな姿勢を示した。
 すでに岸大臣は、4日の時点で大臣指示として「求められた役割を十分に果たしていくよう」指示したとして、医療支援のほか、生活支援、感染防止の教育支援、そのほかの支援についても必要な措置を講じるよう指示し、「速やかに部隊を派遣できるよう、万全の態勢を整える」ことを強調した。