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2021.01.06

WING

PwC、中部空港起点に3密回避の観光MaaS実験

ポイント等還元率で観光客の行動変容を検証

 PwCコンサルティングが、中部空港を起点とした観光型MaaSの実証実験を、1月8日から2月14日まで実施する。空虎王から目的地までのMaaSアプリを活用した移動サービスを企画設計すると共に、クーポン・ポイントのインセンティブを付与することで、利用者の行動変容効果を分析する。それにより、混雑状況に応じて観光客を分散する3密回避の観光のあり方を検証する計画だ。
 この実証実験は、経済産業省が新しいモビリティサービスの社会実装に向けて進めている「地域新MaaS創出推進事業」の一環として行われるもので、PwCコンサルティングが実施主体となる。ほかに、中部国際空港会社、NTTドコモ、名古屋鉄道が参画。愛知県も、事業方針策定で協力する。
 実験では「遊ぶ」、「食べる」、「泊まる」などの観光客の体験毎に、対象地域内で観光施設、商業施設を選定。高還元率あるいは低還元率のクーポン・ポイントを各施設に設定。観光地は入場者数実績と敷地面積から算出する混雑状況に応じて、クーポンの設定を行うことにする。・・・