WING
警戒管制レーダーのタイへの移転を安全保障会議が承認
国際競争入札に日本企業が参加のため、結果は落選
政府は7月20日、タイ空軍が自国内に整備を進めている警戒管制レーダー等についての国際競争入札に日本企業が参加するため、国家安全保障会議が去る3月8日付で海外移転を認める案件と確認していたことを明らかにした。タイ政府の公正な入札の実施や企業活動への影響に配慮して、タイ政府が7月18日に落札結果を公表したことを受けて初めて公表されたもので、落札結果は他国(第3国)製レーダーが採用されたという。
タイ空軍は警戒管制レーダー並びにこれに関係する器材(整備器材、補用品等)及び技術情報(性能・諸元、操作及び整備並びにこれらに付随するもの)を外国企業より導入する計画で、国際競争入札を行った。
日本企業が国際競争入札に参加するために、 タイ空軍の要求性能を踏まえ、外為法上の武器技術に該当する情報(諸元やシステムの概要)について、国家安全保障会議の審議結果を受け、経済産業省が役務取引許可を行った。