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2021.01.07

WING

中日本航空・ANAHD、三重県で空飛ぶ車想定した飛行実証

ヘリで志摩-中部空港間飛行、旅客機から乗り継ぎで検証

 中日本航空、ANAホールディングス、名古屋鉄道、そして三重県の4者は、「空飛ぶクルマ」実用化した際の飛行ルートを想定し、ヘリコプター(ベル430)による実証実験を行う。飛行ルートは三重県志摩市と中部国際空港間の片道約60キロメートル。実証実験に参加する3社は、三重県との受託契約で実証実験を実施する。
 志摩市には海外のセレブたちが注目するリゾートがあるものの、志摩市と中部空港間を移動する際に地上交通を利用すると、高速道路を利用したとしても約2~3時間を要してしまう。しかしながら仮に空で移動すれば、その移動時間はわずか20分に短縮することができ、三重県らは予てより空飛ぶクルマという新しいモビリティの可能性に注目していた。
 中日本航空、ANAホールディングスら4者が実施する実証実験では、空飛ぶクルマの代わりにヘリコプターを活用する。志摩スペイン村の駐車場と中部空港間における旅客輸送のほか、・・・

 

※図=空飛ぶクルマの飛行を想定しヘリコプターを飛ばして実証。その飛行ルート(提供:中日本航空、ANAHD、名古屋鉄道)

※写真=中日本航空のベル430(提供:中日本航空、ANAHD、名古屋鉄道)