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福島ロボットフィールドが一部開所
ドローン長距離飛行・運行管理試験の拠点に
福島ロボットテストフィールド(RTF)が7月20日に一部を開所する。開所したのはドローンの安全な飛行を支える機能を集約した通信塔で、区域一帯でのドローンとの長距離通信の確保、気象情報の収集、他機の監視などを担う。ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点として、経済産業省と福島県が整備を進めてきていた。NEDOによれば、福島県と締結したロボット・ドローンの実証に関する協力協定のもと、一部開所したRTFにおける試験の第1弾として、8月9日にドローンの運航管理の試験を行う計画だ。
政府が打ち出した福島イノベーション・コースト構想に基づき、経済産業省と福島県が南相馬市と浪江町に整備する福島ロボットテストフィールド(RTF)では、様々なロボットたちの試験が実施される。災害対応ロボット、水中探査ロボット、物流やインフラ点検、災害対応などに活用できるドローンといった陸・海・空のフィールドロボットについて、実際の運用環境を再現しながら試験、研究開発、訓練などを実施することができる。
※写真=RTFで最初に開所となった通信塔(提供:福島ロボットテストフィールド)