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2021.01.13

WING

岸防相、北朝鮮の核・ミサイル増強姿勢を警戒

党大会の核開発躍進に全力で情報収集・分析

 岸信夫防衛大臣は1月12日の閣議後会見で、北朝鮮の金正恩委員長が朝鮮労働党大会で示した核兵器・ミサイル戦力を増強する姿勢を警戒し、防衛省として「北朝鮮の軍事動向について、引き続き重大な関心をもって情報収集・分析に全力を挙げる」ことを強調。さらに北朝鮮のすべての大量破壊兵器および弾道ミサイルのCVIDを実現させるため、今後さらに国際社会と連携を図っていく考えを示した。
 北朝鮮では、去る1月5日から5年ぶりに8回目の朝鮮労働党大会が開催され、12日に閉会されたところ。ここでは党規約の改正により核・ミサイル増強を推進する意向を示したほか、10日夜に軍事パレードの開催、さらには金委員長を総書記へ選出することが決まった。CVIDを実現させたい日本にとって、真逆ともとれる動きを見せた。
 岸大臣は、金委員長が言及した核兵器の小型化・軽量化、戦術核兵器開発、超大型核弾頭の生産推進に注視。さらに弾道ミサイルについては、2020年10月の軍事パレードで公開された新型のICBM級とみられる弾道ミサイル開発や、・・・

 

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