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2021.01.15

WING

BAE、英F-35フリートの支援サービスを主導へ

マーハム英空軍基地に射出座席整備工場など設置

 BAEシステムズは1月14日(英国現地時間)、英国のF-35フリートのメンテナンス、ミッション計画、訓練サービスを強化する2年契約を、同社が現場リーダーとして主導して実行すると発表した。
 この契約は、F-35統合プログラムオフィス(JPO)とロッキード・マーティンが締結したライトニング航空システム国家能力事業(LANCE)契約によるもので、契約期間は2年、契約金額は最大1億100万ドル(最大7600万ポンド)になる。
 英空軍によれば、契約では英国・マーハム空軍基地における既存のF-35維持管理サービスを拡張し、射出座席の整備工場、ヘルメットなどの装備品をパイロットにフィットさせるための「パイロットフィット施設」、F-35の部品にコーティングを施すためのスプレー施設を新たに稼働させるという。なお、射出座席の整備工場は2022年に立ち上がる予定で、BAEシステムズが作業の大部分を担当することになっているとのこと。