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ロッキード、オリオン宇宙船をNASAに引き渡し
アルテミス1号用、今年後半に無人打ち上げへ
ロッキード・マーティンは1月14日(米デンバー現地時間)、米国航空宇宙局(NASA)の有人月面着陸プロジェクト「アルテミス計画」に用いるオリオン宇宙船の組み立てと試験を完了し、同日にNASAの探査地上システム(EGS)チームに所有権を譲渡したと発表した。オリオン宇宙船を取得したEGSチームは、今年後半に予定しているアルテミス1号ミッションに向けて最終準備を進めるとのこと。
オリオン宇宙船は、NASAが新たに開発した月や火星など深宇宙へ宇宙飛行士を運ぶための有人宇宙船。ロッキード・マーティンは、乗員モジュールおよび同アダプター、打ち上げ脱出システムの製造を担当している。
アルテミス1号ミッションは、NASAの新型ロケットであるスペース・ローンチ・システム(SLS)にオリオン宇宙船を搭載しての初の打ち上げになっている。・・・
※写真=ロッキード・マーティンはアルテミス1号用のオリオン宇宙船をNASAに引き渡した(提供:ロッキード・マーティン)