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2021.01.15

WING

エアバスヘリ、オールニッポンヘリ向けH160が初飛行

日本向けの新世代ヘリ初号機が仏の空で95分間飛行

 エアバス・ヘリコプターズは1月14日、オールニッポンヘリコプターに納入するH160が、初飛行に成功したことを発表した。この機体は日本市場に納入される初めてのH160となる。エアバス・ヘリコプターズの本拠地である仏マリニャンヌで、95分間の飛行を実施した。
 オールニッポンヘリコプターでは、保有するAS365の後継として、H160を選定しており、同社の柳川淳社長は「日本のオペレーターにとって初のH160の飛行が成功したことを大変喜ばしく思う」とコメント。さらに、「この次世代ヘリコプターが今後、国内の主要なミッションにおいてその役目を果たすことを期待している」と述べ、今後の活躍に期待を寄せた。

 

構造は全複合材、史上最大のフェネストロン装備
メインローター「Blue Edge」、騒音低減など貢献

 

 オールニッポンヘリコプターが導入するH160は5.5トン~6トン級の新双発ヘリ。ちょうどH145とH175の隙間を埋める新たなプロダクトで、1~2名のパイロットで最大12名の旅客を輸送することができる。

 

※写真=オールニッポンヘリコプターのH160が初飛行に成功(提供:エアバス・ヘリコプターズ)

※写真=新世代のヘリコプターであるH160が日本の空を飛ぶ日も近い。メインローターが特徴的だ(提供:エアバス・ヘリコプターズ)

※写真=史上最大のフェネストロンを装備。その直径は実に1.2メートルにも(提供:エアバス・ヘリコプターズ)