ウイングトラベル
★JTBパートナーシップ・ミーティング開催
山北社長「ツーリズムのあり方が変わる」
JTBは1月14日、事業パートナーに対して「JTB New Year Partnership Meeting 2021」をオンライン形式で開催し、JTBの事業戦略と中期経営計画を説明した。山北栄二郎代表取締役執行役員は、政府から再び緊急事態宣言が発令され、コロナ禍以前のレベルに戻るには一定の期間を要するが、感染拡大から1年近く経過し、ウイルスに対する研究が進み、ウイズコロナのライフスタイルも出始めていると現状を語った。
山北社長は、JTBは業界ガイドラインに沿った運営を進めており、感染防止対策と経済社会活動を両立し、旅行需要が一日も早く回復し、新しい交流時代を切り開きたいと新年の抱負を述べた。
JTBの売上高は前年の約2割程度で推移しており、Go Toトラベルによる国内旅行取扱高が回復したものの、11月末からの感染第3波による年末年始、さらに緊急事態宣言によりGo Toトラベルが2月7日まで全国停止となったことで、今年度の売上高は前年の4割以下となる見込みだ。
2021年以降の見通しについては、人々もウイズコロナの形式を受け入れ、国内旅行から需要が回復していくことを想定。交流や旅は豊かな生活に不可欠であり、現状ではオンライン、バーチャルは可能だが、現地に足を運び、自ら交流することには替え難く、交流の意欲はむしろ高まり、需要は回復すると見通した。
ただ、これからの旅行は感染防止が最優先され、価値観、様式が微妙に変化し、需要は回復しても、ツーリズム、交流のあり方は変わると指摘した。
※写真=「JTB New Year Partnership Meeting 2021」で語る山北栄二郎JTB代表取締役執行役員
中期計画「新」交流創造ビジョンで構造改革
ツーリズム・エリア・ビジネスの3事業に整理
ツーリズム事業、原点に戻り、旅を豊かに
デジタルベースにカスタマージャーニー
※画像=カスタマージャーニーのイメージ
ツーリズムプラットフォーム構築、発着融合
GoodFellows、BOKUNと提携、旅ナカ充実
※写真=ツーリズムプラットフォームのイメージ
エリアソリューション、JTB MaaSで地域貢献
ワンストップで快適な旅の環境を提供
※画像=エリアソリューションの事業戦略
ビジネスソリューション、PDCAで課題解決
イベントはハイブリッド型で事業拡大
※画像=ビジネスソリューションの事業戦略