記事検索はこちらで→
2021.01.20

WING

ANA上期国内線、成田-伊丹、関西-福岡など運休

需要変動を都度見極め、柔軟性・機動性で対応

 全日空(ANA)は1月20日、2021年度上期の国内線輸送事業計画を発表した。それによると、夏ダイヤがスタートする3月28日から成田−伊丹、関西−福岡線を運休するほか、2020年度当初事業計画で7月17日〜9月30日まで運航することとしていた関西-女満別線についても通年度運休とすることを決めた。さらに羽田−関西、伊丹−新千歳線は、2020年度当初計画では1日6往復便としていたが、それぞれ1日5往復便へと減便する。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、航空需要は壊滅的なまでの打撃を受けている。国内線は政府のGoToトラベルキャンペーン効果などもあって、一時は回復基調にあったものの、感染拡大第3波によって需要は霧散してしまった。

 5路線を通年運休・減便
 期間運航化・期間減便は10路線に

 そうしたなかANAは2021年度上期の国内線輸送事業計画の発表に踏み切ったかたちだが、同社としてはコロナ影響による需要変動をその都度見極め、柔軟性と機動性をもって対応することにしており、今回発表した計画についても、需要変動に応じて見直される可能性がある。
 通年で運休・減便する路線は前述した5路線に留めた一方、期間運航化および期間減便する路線は10路線におよぶ。このうち期間運航化するのは、・・・・・・・・・・・・。

 コンテスト枠の羽田−大館など8路線増便
 沖縄・北海道の高需要路線は期間増便も

※写真=ANAは21年度上期の国内線輸送事業計画を発表。コロナ禍であることを踏まえ柔軟性と機動性を持って対応する