羽田空港アクセス線の建設区間で事業申請許可

東京－羽田間を18分で直通、22年度に着工へ

　国土交通省鉄道局は1月20日、東日本旅客鉄道会社（JR東日本）が計画する「羽田空港アクセス線（仮称）」の建設区間に関する第1種鉄道事業許可申請について、同日許可したことを発表した。これは、羽田空港新駅から東京貨物ターミナルまで新たに鉄道を建設する約5キロのアクセス新線で鉄道事業を許可するもの。今後、施行申請や環境アセスメントの評価などを経て整備に着手することができる。すでにJR東日本が事業許可を受けた「東山手ルート」と併せて整備が完了すれば、東京駅から空港間を乗り継ぎなしで移動できるようになる。現在では約28分かかるところ、約18分まで移動時間を短縮できるようになる。

※図＝このほど事業申請を許可したアクセス新線。既存鉄道を改良する東山手ルートと併せて東京駅から直接アクセスできるようになり、常磐方面や宇都宮・高崎方面の利便性も向上（提供：国土交通省）