ウイングトラベル
大韓航空、東京−ソウル線就航50周年で式典
キム日本地域本部長「東京線は大黒柱」
大韓航空(KAL)は東京−ソウル間の就航50周年を記念し、7月25日に羽田空港の国際線ターミナルで記念セレモニーを開催した。会場では同社の金正洙(キム・ジョンス)日本地域本部長があいさつに立ち「東京−ソウル線はわれわれにとって大黒柱のような存在。今後も日韓双方向の交流を活発化させていくために、多くの人々によりよいサービスを展開していきたい」と述べた。また、イベント終了後には本紙などとの取材に応じ、11月から地方4都市と釜山を結ぶ路線で小型機の最新機材であるボンバルディアCS300型機を投入することを明らかにした。また、日本路線の増強については、現状の国内12都市21路線のネットワークを維持するとともに、需要が増加した場合には「当面はチャーターフライトで対応していく」方針を示した。
KALは1968年7月25日に羽田−金浦線を週6便で運航を開始。その後東京路線については順次拡大し、現在は成田−仁川線、羽田−金浦線をそれぞれ毎日3便、羽田−仁川線を毎日1便を運航している。
キム本部長は「日韓両国の首都を結ぶこの路線の50年の歩みは日韓交流の歴史そのものだ。就航当時は限られた人しか旅行することができなかったが、韓流ブームによる日本訪問者数の増加、日韓ワールドカップの開催、最近では韓国からの日本旅行者の増加など、時代とともに旅行者の姿は変わってきた」と述べた。その上で「20年前に日本地域本部に在籍していたときは、日本人旅行者はほぼパッケージツアーでの旅行だった。しかし、今はインスタ映えを求める若者が気軽に旅行するようになった」と独自の表現でマーケットの変化について指摘した。
※写真=歴代の制服を着用した客室乗務員と記念撮影に応じる大韓航空の金正洙日本地域本部長(中央)
※写真=東京−ソウル就航50周年を記念しテープカットを行う関係者。写真左から在日本大韓民国民団中央本部の呂健二団長、駐日大韓民国大使館の李廷逸経済公使、大韓航空の金正洙日本地域本部長、国土交通省東京航空局東京空港事務所の森本園子東京国際空港長、東京国際空港ターミナルの土井勝二社長、日本旅行業協会の志村格理事長