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2021.02.03

ウイングトラベル

★2020年の世界の出張支出、52%減と半減

 米GBTA、21年はワクチン効果で21%増予測
 ビジネストラベルの完全回復、2025年と予測

 米国のグローバル・ビジネス・トラベル・アソシエーション(GBTA)は2月1日、2020年のビジネストラベル市場の分析と2021年以降の市場予測を発表した。それによると、2020年は第2四半期以降に新型コロナウイルスの影響が本格化し、2020年4月〜12月の出張支出は前年同期比68%減と大幅に減少、2020年年間では前年比52%減の6940億米ドルへと半減した。これはリーマンショックや9.11の10倍に及ぶ影響額で、前例のない規模の損失だとしている。そのうえで、2021年はワクチン接種も後押しとなり前年比21%増と出張需要は底打ちし、2024年には出張支出が2019年の売上高にほぼ匹敵する約1兆4000億米ドルまで回復、2025年にパンデミック前の水準まで完全回復するとの予測を発表した。