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2021.02.03

WING

11月の国際旅客95.4%減、需要減の厳しさ続く

国内定期旅客は回復傾向、6割近くまで回復

 国土交通省はこのほど11月の航空輸送統計をまとめ、国際航空輸送の旅客輸送量が人ベースで対前年同月比95.4%減の8万7000人で、人キロベースが94.2%減の5億1517万6千人キロ、座席利用率が18.7%だと発表した。国内定期航空は、人ベースが44.3%減の520万3000人になり、人キロベースが43.3%減の48億5897万9千人キロ、座席利用率が62.4%となった。
 世界的に新型コロナウイルス感染症の影響で、国際線では各国の出入国制限により、9割超もの旅客輸送減少が続く。その中でも各国の規制が徐々に緩和され、わずかながら輸送量が前月よりも増加した。国内定期航空では、GoToキャンペーンなどによって早い回復を見せ、9月には4割台、10月には5割程度まで戻り、この11月には6割に迫るところまで戻ってきた。しかし、12月からは新型コロナウイルスの変異株が発見され、さらに国内で全国的に感染が拡大するなど、感染症影響がさらに悪化する。航空需要が再び冷え込むことが懸念される。
 航空貨物輸送の11月統計は、・・・・・。