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2021.02.10

WING

立命館大・東北大、カーボンナノチューブの毒性発現仕組み解明

免疫細胞がカーボンナノチューブを病原体と誤認識

 

 航空機や医療、電池などの次世代材料として期待されているカーボン・ナノチューブの毒性発現の仕組みの一端を、立命館大学と東北大学の研究チームが解明することに成功した。研究チームによれば、免疫細胞がカーボンナノチューブを病原体と誤認識して過剰応答することが明らかになったという。研究チームでは今回の発見で、カーボンナノチューブの曝露による肺疾患治療法の開発や、安全なカーボン・ナノチューブの設計・開発に繋がるとみている。