記事検索はこちらで→
2018.07.30

WING

大阪航空局、朝日航洋に厳重注意

特定操縦技能有効期限切れで約1カ月乗務

 大阪航空局は7月27日、朝日航洋に対して、厳重注意処分を行った。これは朝日航洋に所属する操縦士が、特定操縦技能の有効期限が今年5月20日に満了していたものの、5月22日から6月24日までの約1ヵ月間、航空機に乗り組んで操縦及び操縦練習の監督を行ったことが判明したため。去る6月25日に、朝日航洋が大阪航空局に報告した。
 同社からの報告を受けて大阪航空局は、7月18日に立入検査を実施し、事実確認を行った。その結果、朝日航空においては、操縦士の特定操縦技能の有効期限の管理を含む資格管理が適切に行われておらず、結果、特定操縦技能証明の有効期限が切れた操縦士の必要な知識及び能力が維持されていることを確認しないまま乗務をさせ、運航の安全に影響を及ぼしかねない事態であったことが判明したという。