ウイングトラベル
★日本人のパスポート保有率、21.8%まで下落
「旅券統計」、一般旅券発行数は71.7%減
外務省がまとめた2020年(1〜12月)の「旅券統計」によると、国内での一般旅券発行数は前年比71.7%減の123万4928冊となり、6年ぶりに大幅な減少に転じた。新型コロナウイルスの世界的流行に伴う出入国規制強化の影響で、2020年の日本人出国者数は前年比84.2%減の317万4200人と大幅に減少したことなどから、旅券(パスポート)の発行数も大幅な減少に転じた。これにより、2020年12月末時点の国内在住日本人の有効旅券数は、前年比8.7%減の2693万65冊となり、本紙集計によると、パスポート保有率は2.0ポイント減の21.8%まで大幅に下落した。ほぼ4人に1人から、ほぼ5人に1人の割合までパスポート保有率が下がった格好となった。
男女別発行数、女性72.6%減、男性70.7%減
若年層ほどマイナス幅大きく、渡航機会減少で
※表=2020年の年代別・性別の一般旅券発行数
月別、2月以降に減少幅拡大、4月から8割以上減
実数では12月の発行数最少、コロナ第三波影響
※表=2020年の性別・月別の一般旅券発行数
全都道府県で一般旅券発行数が減少
有効旅券数、東北・山陰・四国など13県で1割減
東京都のパスポート保有率35.2%、3ポイント減
東北3県は保有率10%未満、改善傾向に水を差す
※表=都道府県別の一般旅券発行数、有効旅券数、パスポート保有率