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防衛医科大学校、医学・看護学科など179人卒業
176名が自衛官・技官として任官、任官拒否は3名
防衛省・防衛医科大学校は3月6日、第42期医学科および第4期看護学科(自衛官コースおよび技官コース) の卒業式を実施した。今年は各課程計179名が卒業し、176名が自衛官もしくは防衛技官として任官し、任官辞退者は3名となっている。
コロナ禍のため、昨年に続き卒業生家族などの参加は控えてもらいライブ配信を観覧してもらう、国歌や校歌も「斉唱」ではなく「演奏」となるなど、新型コロナ対策を取った上での実施となったが、医学科卒業生74名、看護学科(自衛官コースおよび技官コース)卒業生105名の計179名は防衛医科大学校の四ノ宮成祥学校長(※祥は異体字)をはじめとする学校関係者や、岸信夫防衛大臣をはじめ各幕僚長などが見守る中、医師の誓いおよび看護師の誓いをそれぞれ唱和し、医療従事者としての決意を新たに卒業した。
そして、卒業式に引き続くかたちで自衛官としての任命・宣誓式および防衛技官としての人事発令伝達式を実施。陸・海・空の3幕僚長が、医科幹部候補生、看護科幹部候補生として3自衛隊に配属となる卒業生の任命を行った。陸上自衛隊には医科幹部候補生48名と看護科幹部候補生56名の計104名が陸自要員として、海上自衛隊には医科幹部候補生15名と看護科幹部候補生2名の計17名が海自要員として、航空自衛隊には医科幹部候補生11名と看護科幹部候補生2名の計13名が空自要員として、それぞれ3自衛隊に配属となり、自衛として服務の宣誓を行った。また、防衛技官としては42名が防衛医科街学校長から人事発令を伝達された。
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