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2018.08.01

WING

ANA、Trentエンジン問題で9-10月に国際線も欠航

問題は収斂方向も依然として残る影響
 
 全日空(ANA)は787型機に搭載されたロールス・ロイス社製Trent1000パッケージB・Cエンジンの問題で、あらたに9月〜10月にかけて、国内線・国際線あわせて1日あたり15便程度発生するとの見通しを示した。7〜8月には1日あたり国内線で17.5便の欠航便数が発生していたが、9〜10月にかけて約10%低減される見通しだ。ただ、これまで欠航便はすべて国内線だったが、9月〜10月にかけて国際線でも影響が出る。国際線についてはこれまで移動の代替手段が確保しにくいこともあって、機材繰りなどで対応してきたが、現在の予約状況などを踏まえて、国際線にも欠航便を振り分けることにした。ANAHDでは「いずれにしても、現在発生している状況は、徐々に収斂していく」との見通しを示している。
 ANAによれば、9月から10月については、国内線で1日あたり10便程度の欠航が発生する見通しで、旅客数としても1日あたり300名前後の影響が出る見通し。一方、あらたに欠航が発生する国際線については1日あたり5便程度発生する見込み。旅客への影響としては300名前後を見込む。欠航する便については、基本的には一日に複数便運航しているなど、前後の便への振替が可能な路線を中心に実施することになると思われる。