ウイングトラベル
★2021年の国際観光回復へ、2つのシナリオ
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UNWTO、楽観シナリオでも19年比55%減
国連世界観光機関(UNWTO)は3月31日、2021年の国際観光マーケットの回復見通しについて、7月に反転増加する楽観シナリオと、9月に回復に転ずる悲観シナリオの2つの回復シナリオを提示した。楽観シナリオでは2020年比で66%増も2019年比では55%減と半減、悲観シナリオでは20年比22%増も19年比67%減の予測となっており、国際観光市場にとっては2021年も依然として厳しい経営環境下で我慢の1年となりそうだ。
※写真=UNWTOが示した2021年の国際観光回復に向けた2つのシナリオ
1月の国際観光到着客数は87%減
アジア太平洋は96%減、変異株で国境再閉鎖も
UNWTOによると、2021年1月の世界の国際観光到着客数は前年同月比87%減となり、コロナの影響により2021年も国際観光市場は壊滅的な影響を受けている。UNWTOは引き続き国際観光を安全に再開できるよう、各国政府に対して旅行プロトコルの調整を進めるよう要請していく方針だ。
※写真=エリア別の国際観光到着客数の増減推移