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2021.04.07

WING

三菱ケミカル、伊関係会社に大型プレス成形機増設

次世代モビリティなどCFRP需要増、23年中稼働へ

 三菱ケミカルが炭素繊維強化プラスチック(CFRP)自動車部品製造販売会社である関係会社のC.P.C社(本社:イタリア・モデナ市、CPC社)において、世界最大級となる5000トン容量大型プレス成形機の増設を含む設備投資を決定した。グループ会社であるMitsubishi Chemical Advanced Materials(本社:スイス・チューリッヒ)がCPC社に投資を行って、2023年中の設備稼働を目指すという。
 三菱ケミカルがCPC社に大型プレス成形機の増設を決定した理由は、航空機や自動車などのモビリティ用途でCASE対応・環境規制などを背景に、従来にも増して機体/車体の軽量化への要求が高まっているため。さらには自動運転車や空飛ぶ車などの次世代モビリティの分野においてもCFRPに対する注目度が高まっていることもある。・・・