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2021.04.07

WING

JAL2月、国際線旅客95.6%減、利用率12.2%に

国内線も苦戦、旅客2割、利用率半分程度

 日本航空(JAL)の2021年2月のグループ輸送実績は、国際線の旅客が前年同月比95.6%減の2万6041人で、利用率が12.2%だった。国内線では旅客数が77.3%減の63万2551人で、利用率が48%となった。いぜんコロナ禍によって、国際線旅客の利用は低い水準。国内線は緊急事態宣言の発令などによって旅客が2割強となったが、利用率は半分程度だった。
 国際線は、日本のほか各国で出入国を制限し、厳しい状況だ。需要を示すRPKは95%減の1億6581万2千人キロで、供給を示すASKが68.1%減の13億6028万5千座席キロ。回復が見られない中で引き続き厳しい様相となった。方面別では、各方面で旅客数がほぼゼロに近い数字となった。利用率で見れば、ハワイ・グアム線は30.8%で比較的良かった。また中国線は20.7%、米大陸線13.4%、東南アジア線13.1%となった。・・・