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2021.04.07

WING

NAA、自動運転搭乗橋の導入開始、20日から実運用

将来的に完全自動装着、グラハン業務効率化へ

 成田国際空港会社(NAA)はこのほど、三菱重工交通・建設エンジニアリングと共同開発契約を締結し、完全な搭乗橋の自動運転化に向けたプロジェクトを開始した。まずは4月20日から、成田空港第2旅客ターミナル67番スポットで、開発した自動装着機能を備えた搭乗橋の運用を開始する。これを皮切りに今後、さらに自動運転機能を発展させた搭乗橋の開発を進め、グランドハンドリング業務の高度化・効率化を推進する。
 新たに20日から設置する搭乗橋は、操作卓のレバーを倒すだけで航空機のドアへ自動で装着するものとなっている。従来はドアへの装着までオペレーターが操作しなければならず、技術の習熟を必要とする作業となっていた。それが自動装着によって作業効率だけでなく人員育成の効率化も図れるようになることが期待される。・・・

 

※図=NAAが取り組む搭乗橋自動化の取組み。最終的に完全な自動化を実現して、グランドハンドリング作業の高度化・効率化を図る(提供:NAA)