ウイングトラベル
★日系航空2社、ポストコロナ見据えNDCに意欲
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バーテイルジャパン、NDCシンポジウム開催
NDCアグリゲーターのバーテイルジャパンは、3月30日に都内で「旅行業界向けNDCシンポジウム2021」を開催した。シンポジウムは、ZOOMを介してオンラインでも配信され、旅行会社や航空会社、GDS、ITコンサルティング会社より延べ404名が参加。ルフトハンザ グループの基調講演や、国際航空運送協会(IATA)のプレゼンテーションに加え、スピーカーとして日系航空2社(ANA、日本航空)の担当者が登壇。両社ポストコロナを見据え、消費者ニーズの変化に応えるNDCに注目、本格的な運用へ向け、意欲を見せた。
今回のシンポジウムを主催したバーテイルジャパンは、インドのバーテイルテクノロジーズの日本法人。NDCアグリゲーターとして、NDCに対応した旅行予約プラットフォーム「バーテイル・ダイレクト・コネクト(VDC)」を提供する。
シンポジウム冒頭の挨拶で、バーテイルジャパン取締役社長の上甲哲也氏は、「NDCは業界発展に役立つと信じている」と強調。旅行会社にとってのNDCの導入メリットとして、「今までにない商品を、NDCチャネルを使って顧客に届けることができる」点と、「旅行会社の社内業務プロセスの改善やデジタル化に寄与できる」点を挙げた。またバーテイルテクノロジーズCEOのジェリン・ジョス氏も「我々は旅行流通を進化させたい。柔軟性をもって日本の旅行会社に対してシームレスなプラットフォームを提供したい」と、オンラインでコメントを寄せた。
ルフトハンザ「NDCでwin-win-winの関係に」
消費者、旅行会社、航空会社にメリット
昨年日系航空2社がNDC認証を取得
IATA、NDCの今後の展開に期待
ANA「NDCは新たな価値創造で差別化が可能」
JAL「お客様とのつながりが深められる技術」
VDC、LCCやGDSにも対応
旅行会社システムとのデータ連携自動化も
※写真=左からバーテイルジャパン上甲氏、ANA中井氏、JAL大山氏