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米インド太平洋軍司令官、岸防衛大臣と会談
「日米同盟の将来については楽観的に思う」
米インド太平洋軍司令官のフィリップ・S・デービッドソン海軍大将は4月12日、防衛省を訪問し、岸信夫防衛大臣と会談を行った。また、山崎幸二統合幕僚長とも会談を行ったほか、デービッドソン司令官がこれまでに行ってきた日米防衛協力の深化や日本の平和と安定に貢献した功績から、旭日大綬賞を受章することになっており、その叙勲伝達式を行った。なお、デービッドソン司令官はインド太平洋軍司令官の職から間もなく離任する予定となっている。
岸防衛大臣と会談では、岸大臣は冒頭にデービッドソン司令官の旭日大綬賞の受章を祝うとともに、昨年9月の来日以来の再開を嬉しく思うとし、「日本も含むインド太平洋地域の安全保障に係る米軍の最高責任者として、地域の平和と安定、そして日米同盟の発展に極めて大きな役割を果たされてきたことに対し、改めて感謝を申し上げる」と述べた。そして、デービッドソン司令官のリーダーシップの下で、山崎統幕長をはじめとする日本側と米国側との間で強固な信頼関係を構築し、親密に意見交換を行うことによって、日米の防衛協力を着実に強化してきたと語り、「日米同盟および自衛隊に対する協力に改めて心より感謝申し上げる」とコメントした。
これに対し、デービッドソン司令官は今回の訪問および会談の機会を得たことのほか、旭日大綬賞の受章に関して感謝の意を述べた。そして、・・・
山崎統幕長「日米同盟は強固かつ不滅の同盟」
※写真=米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将は防衛省を訪問し、岸信夫防衛大臣と会談を行った
※写真=デービッドソン司令官は岸大臣との会談にて、「今後も日米同盟の将来については楽観的に思っている」と語った
※写真=山崎統幕長との会談には、3自衛隊のトップのほか、シュナイダー在日米軍司令官も参加した
※写真=デービッドソン司令官への旭日大綬賞の叙勲伝達式は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から岸防衛大臣が勲記を朗読するのみとし、手交は行わなかった