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2018.08.06

ウイングトラベル

夏季繁忙期、ANA・JAL国際線予約数上昇

国際予約率、ANA83.8%、JAL90.4%維持

 エアライン各社の夏季繁忙期(8月10日〜19日)の予約状況が出揃った。ANA、JALの国際線予約状況をみると、旺盛な訪日需要を受けて好調で、ANAの予約数は前年同期比3.3%増、提供座席数も3.3%増加する見通しで予約率は前年並みの83.8%を見込む。一方、JALの国際線は総予約数は前年同期比10%増の28万7024名と大幅に上昇。提供座席数の8.3%増を上回る予約数を確保。予約率は1.3ポイント上昇して90%超える90.4%を確保し、ANA、JALともに今夏の予約は好調に推移している。
 国際線は2社ともに、とくに訪日需要が旺盛な中国方面やハワイなどのリゾート路線の予約が好調。欧米線、東南アジアなどの方面も需要が好調。
 ANAの方面別では中国、リゾート方面が好調で、中国では提供座席数が0.1%減の9万6910席と、供給を減らした一方で、予約数が2.8%増の8万6869人となって、予約率が89.6%と比較的高い水準となった。リゾート(ホノルル)線では提供座席数が10.1%増の1万4760席で、予約数が9.4%増の1万3899人、予約率は94.2%と方面別で唯一9割台となった。そのほか予約率としては、北米で81.4%、欧州で87%となるも、アジア・オセアニアは79.7%と、わずか8割台に届かなかった。
 JALの方面別では米大陸線、欧州線、オセアニア線、ハワイ線、そしてグアム線の予約が好調。国際線を予約率ベースでみると、グアム線が97.9%、ハワイ線94.8%、欧州線92.5%、米大陸線が91.6%と90%を超える予約率を確保して好調。その他の方面についても、中国線89.6%、東南アジア線が89.2%、韓国線88%、台湾線85.6%と、80%後半の予約率を維持している。