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P&W、F135プログラムについて議会に報告
トルコの除外でコストが3%増加などと説明
プラット&ホイットニー(P&W)は4月22日(米国現地時間)、軍用エンジンの生産を行っているP&W・ミリタリー・エンジンのマシュー・ブルームバーグ社長が、同日に行われた米国下院軍事委員会(HASC)の統合即応&戦術的航空および陸上戦力小委員会の公聴会に出席し、F-35戦闘機プログラムについて証言を行ったとして、その概要を発表した。
ブルームバーグ社長は、2019年11月の前回証言時以降のF135エンジンの生産・維持・改修に関する最新状況を説明。成果としては、まずコロナ禍にも係らず2020年のF135エンジンの生産数が契約数を上回る159基に達したと説明し、現在最終組立段階には50基のエンジンを「バッファ」として持っていると語った。
また、ロシアの防空ミサイルシステム「S400」を導入したことでF35プログラムから除外されたトルコから調達していたF135の部品のうち、・・・
コロナ禍などで2020年は平均約15日納入遅延
※写真=P&W・ミリタリー・エンジンのマシュー・ブルームバーグ社長はHASCの公聴会に出席し、F-35戦闘機プログラムについて証言を行った(提供:プラット&ホイットニー)