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防衛省、SH-60K搭載電子機器整備用構成品の調達をレビュー
主要基地、DDHに24機種を配備、実機分とまとめ買いなど実施
防衛省は先頃、今年度の防衛省行政事業レビューで海上自衛隊のSH-60K搭載 電子機器整備用構成品の調達について、整備部隊用に調達しているが、実機搭 載用と同時に調達するなど経費低減に努めていることや、ライセンス生産品が 多く随意契約は避けられないことなどを説明した。
SH-60K哨戒ヘリコプターを運用している基地の整備部隊および複数の同機を 運用するDDH(ヘリコプター搭載護衛艦)には、実機に搭載されている24種類 の電子機器と同じ機器が各1セット、合計24機種分用意され、故障探究など整 備作業に活用されている。調達はほぼ完了しており、小松島基地分のみ未調達 という。また、SH-60K哨戒ヘリ1機搭載の護衛艦(DD)20隻には飛行に必要な 最低限3品目のみを装備しており、これは調達が完了しているという。
行政レビューでは近傍基地同士(厚木と館山など)では整備用構成品の統合 による削減の可能性が指摘されたが、防衛省側では近くとも機器の輸送に日時 を要するため、飛行不能時間が伸び、部隊運用に支障を来すとして、各基地 1セットは必要とした。また、24種類の機器のうち随意契約の調達が含まれる ことが指摘されたが、これはライセンス生産の機器が含まれており、海外メー カーとの技術支援契約締結企業との契約に限られるため、避けられないとし た。更に、近年SH-60Kのまとめ買いにより搭載電子機器もそれぞれまとめ買い が実施されていることを受けて、整備用構成品も同じ契約年度としたため、コ スト削減効果が現れていることを明らかにした。