ウイングトラベル
★JALのGW実績、国際線19年比9割超の減少
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国内も6割減、厳しくも前年より大幅回復
日本航空(JAL)グループが発表した2021年度ゴールデンウィーク期(4月29日〜5月5日)の利用実績は、前年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、国際線・国内線ともに減便対応を行い、旅客数が低調に推移した。前年同期と比べると、大幅に改善したように見えるが、コロナ禍の影響がなかった2019年同期との比較では、国際線旅客は依然9割超の減少であり、国内線旅客も6割超の減少となった。
国際線では、提供座席数が5万7929席であり、前年比374%増、前々年比73.3%減と、減便対応で運航便を通常よりも7割以上も減らした。そのため旅客数は1万1143人で、前年比481.6%増、前々年比94.2%減となり、ゼロベースに近い厳しい実績となった。そのため利用率は19.2%で、前年比としては3.6ポイント増だが、前々年比では68.6ポイント減となった。