★KNT-CTHD、21年3月期業績予想を上方修正

　学生団体旅行の実施増や雇調金収入などで

　KNT-CTホールディングスは5月7日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正したと発表した。2月9日に発表した予想から売上高については870億円から875億円に上方修正した。また、営業損失については355億円から275億円に、経常損失は265億円から170億円に、当期純損失は370億円から285億円にそれぞれ改善する見込みであるとした。国内の学生団体旅行が想定以上に実施されたことや受託事業の収支が改善されたこと。また、固定費、販管費の削減の徹底や雇用調整助成金の収入計上により、修正することとした。
　2月9日の業績予想公表時においては、新型コロナウイルスの感染拡大第3波の影響により、Go Toトラベルキャンペーンが全国で一時停止となっていたため、多数の旅行予約がキャンセルされ、大幅な減益となることを見込んでいた。しかし、国内の学生団体旅行が想定以上に実施されたことや受託事業の収支が改善したことなどにより、売上高が増益となった。