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2018.08.09

ウイングトラベル

「パラオ・プレッジ」が世界的な広告賞を受賞

入国者に環境保護への署名を義務付ける政策
 
 パラオ共和国が入国時にすべての旅行者に環境保護への誓約を義務づける「パラオ・プレッジ」の取り組みが世界最大級の広告賞である「2018年カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」において3部門でグランプリを獲得した。
 パラオ・プレッジは、パラオの独自の伝統と文化の継承や観光資源の保護を行う「パラオ・レガシー・プロジェクト」の一環として、全旅行者のパスポートにスタンプが押され、そこに入国者自らが署名するというもの。
 この取り組みがカンヌライオンズにおいて国連も協賛している新表彰カテゴリーのSDG(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)部門のグランプリ、チタニウム部門のグランプリ、ダイレクト部門のグランプリを獲得した。
 SDG部門のグランプリ受賞理由として、同部門の審査委員長は「パラオ・プレッジはアイデアが大きく、新鮮でありながら現地の文化や伝統に基づく参加型のキャンペーンで、実に美しく計画、実行された」という点を挙げた。

※写真=国連を訪れたレメンゲサウ大統領