★阪急交通社と宝塚市が災害時の協力協定締結

　災害時の手配、ボランティア協力、観光復興

　阪急交通社は、宝塚市と「災害時の旅行手配及びボランティア協力に関する協定」を6月24日に締結した。同協定は、宝塚市内で地震、風水害などの大規模災害が発生した場合、同社が宿泊、交通機関、食事等を確保し、迅速かつ円滑な災害対応の遂行と復興を図る。
　同社は災害時に、宝塚市に応援に向かう他の自治体、関係機関職員の宿泊、交通機関、食事等の手配を行うほか、避難所での新型コロナウイルスの感染拡大リスクを低減させるために、ホテルや旅館への分散避難に配慮して宿泊手配を請け負う。また、災害ボランティアとして阪急交通社グループ従業員約3500人のネットワークを生かして募集、派遣する。
　災害発生後は被災地では観光客が減少することが社会問題となるが、ホテルや旅館の空室を有効活用することで、災害復旧のみならず被災地の経済回復を促進する。

※写真＝協定を交わす 酒井淳阪急交通社社長（左）と山崎晴恵宝塚市長