★観光庁長官に和田氏、航空局長に久保田氏

　国交省7月1日付幹部人事、海事局長に高橋氏

　国土交通省の7月1日付の幹部人事で、観光庁長官の蒲生篤実氏が退任し、後任の観光庁長官に和田浩一航空局長が就任することが決まった。航空局長には、久保田雅晴大臣官房公共交通・物流政策審議官が就任する。海事局長の大坪新一郎氏は退任し、後任には高橋一郎観光庁次長が就任する。6月25日午前に閣議了解された。
　栗田卓也事務次官は退任し、後任には旧建設省出身の山田邦博技監が昇格する。これを受け、藤井直樹国土交通審議官、岡西康博国土交通審議官はいずれも留任する。瓦林康人大臣官房長も留任する。上原淳鉄道局長、秡川直也自動車局長も留任となる。
　観光庁長官に就任する和田浩一氏は、国際観光振興会（現国際観光振興機構）のロンドン観光宣言事務所に2年間赴任した経験があるほか、2009年9月より観光庁観光地域振興部観光資源課長、2018年7月より観光庁次長を務めるなど、観光行政に明るい。コロナ禍で長期にわたり観光需要が消失し、観光関連産業が未曾有の危機に直面するなかで、観光復活への道筋をどう付けるのか、和田氏の手腕が期待される。

※写真＝観光庁長官に就任する和田浩一氏

　7月1日付で発令予定の国土交通省内閣承認人事は以下の通り。カッコ内は前職。

★観光庁次長に村田氏、観光地域振興部長に大野氏
　旅行振興参事官に高橋氏、観光産業課長に柿沼氏