★全国旅行業協会、二階俊博会長を再選

　新しい日本の観光立国へ「旅行業が先頭に立つ」

　全国旅行業協会（ANTA）は6月29日、第57回定時総会を開催し、役員改選では二階俊博会長が再選された。二階会長はあいさつで、「ワクチン接種が重要な段階を迎えている。政府与党は全力でこの難局に対処している。ワクチン接種が広範囲で進み、感染予防に大いに実績を上げている」とした上で、「国内旅行の需要が急増する日を目指し、旅行産業、観光業界の再生を通じて、新しい日本の観光立国のための活路を開いていく。旅行業がその先頭に立って難局を乗り越えていくぐらいの気概を持って進んでいこうではありませんか」と会員の一層の奮起を呼びかけた。
　二階会長は、「コロナという経験したことのないような苦難に直面している。我々旅行業も、緊急事態宣言などの発出と自粛によって、かつて経験したことのない厳しい状況が続いている」として、未曾有の危機に直面していると指摘した。
　そのうえで二階会長は、「旅行業をはじめ、様々な分野で頑張っている皆様が困難な状況に陥ることがないよう、我々はできる限りの対応を考えていきたい」として、コロナ禍で危機に瀕する産業界への支援を行っていく考えを示した。

※写真＝総会であいさつに立つ二階俊博全国旅行業協会会長