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2018.08.21

WING

自衛隊、平成30年7月豪雨への災害派遣18日で終了

44日間に人命救助など実施、最大3万人超が活動

 防衛省・自衛隊は、8月18日をもって平成30年7月豪雨に関する災害派遣を完了した。同日12時に、岡山県から自治体での対応が可能になったとして、撤収要請を受け、人命救助活動を終えた。7月6日の防衛省災害対策連絡室設置から、実に44日に渡る活動となった。
 同豪雨災害における自衛隊の活動規模は、人員が最大時約3万3100名に達し、艦船は最大時28隻、航空機が最大38機での活動として、リエゾン・オフィサー(LO)は最大74ヵ所、約300名を派遣した。活動実績としては、これまで人命救助、孤立者救助を実施したのは2284人になり、給水支援については1万8973.3トンとなった。入浴支援は9万4119名に行い、給食支援は約2万590食を提供した。物資の輸送については、飲料18万2512本、食料7万4027食、燃料125.5キロリットルのほか扇風機などを輸送した。また水防活動として作成した土嚢は約5200袋。道路は約9.8キロを啓開し、瓦礫の処理については、ダンプカー1万3890台分を実施した。