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2021.08.05

ウイングトラベル

★JAL6月、国際旅客増加もコロナ禍で低水準

 厳しい水際対策で需要低迷、回復兆し見えず

 日本航空(JAL)は、2021年6月のグループ運航実績をまとめた。コロナ禍により厳しい状況が続く中、国際線では旅客数が前年同月比476.3%増の5万4984人となった。しかし需要はいぜん低調で、利用率は22.7%であった。グループによる国内線(JAL/J-AIR/JAC/HAC/JTA/RAC)の旅客数は27.7%増の82万411人だった。こちらも前年同期を上回ったが、需要の減少が続いた。利用率は37.4%と、こちらも厳しい様相だ。
 国際線6月の実績は、需要を表すRPKが629.2%増の3億9045万7千人キロで、供給を示すASKが790%増の17億2159万6千座席キロとなって、利用率が22.7%となった。国際線はいぜん厳しい水際対策が世界的に続いている。ワクチン接種が進む一方で、感染症の変異株発生が抑制的に働き、回復の兆しはいぜん見えない状況だ。

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