ウイングトラベル
★お盆期間の国内線旅客、コロナ前の4割程度
緊急宣言下で一定需要、国際線は依然9割減
航空各社のお盆期間(8月6日〜15日)の旅客需要を見ると、首都圏、沖縄の緊急事態宣言下、新型コロナウイルス感染拡大の中で、国内線旅客数はANA、JALとともにコロナ前の2019年と比べると約4割程度で推移した。それでも、前年比ではANAが4割、JALが3割程度増加しており、緊急事態宣言下でも一定の需要はあった。JALの方面別を見ると沖縄・北海道への旅客数がコロナ前の5割近くまで回復している。
一方、国際線旅客数は前年比では2倍以上の増加を示しているものの、コロナ前と比較すると、コロナ禍から約1年半経過しているにも関わらず、依然として9割以上減少と壊滅的な打撃を受けている。前年比で増加したのもオリンピックの帰国需要という「特需」によるものとしている。コロナ感染者拡大で、緊急事態宣言の対象地域拡大と期間延長が決まるなど、国際往来の再開への道は険しい。
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