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2018.08.23

ウイングトラベル

ノックスクート、西日本の旅行会社向け営業強化

新規導入の単通路機、日本路線就航も検討へ

 ノックスクート(NCT)は10月末からの関西−バンコク線就航にあわせて、西日本地区の旅行会社向けの営業体制を強化する。関西空港から就航する他のLCCに比べて多くの座席を提供することが可能であることから、グループ客などを積極的に獲得していきたい考えだ。同社は関西線の搭乗率目標について「80%が最低ラインと考えている」としており、目標達成に向け販路拡大に取り組んでいく方針だ。また、同社は今年第4四半期にナローボディ(単通路)の新機材の投入を予定しているが、これを日本路線に展開していくことも検討していく考えだ。
 ノックスクートは今年6月に成田−バンコク線を就航し、日本路線に参入した。これに続き、10月から関西−バンコク線を週4便で就航することを発表した。
 同社は当初、成田線の動向を1年程度見た上で日本路線の拡充を検討していく考えを示していた。しかし、就航から2カ月で搭乗客数が約2万人。搭乗率が約80%で推移。そうした実績に対してギャン・ミン・トー副CEOも「非常に満足できるものだ」とコメント。成田線の好実績が、関西線の早期実現につながった点を強調した。
 成田線の航空券販売動向について、同社の坪川成樹日本支社長は「旅行会社、OTA、自社ホームページという各販路とも同じような割合での販売動向となっている」と傾向を明らかにした上で「ただ、関西線については違った傾向となるのではないか」という考えを示した。

 

※写真=関西−バンコク線に投入するノックスクートのボーイング777-200型機