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JSMのデコイ回避、低高度飛行試験に成功
レイセオンとコングスベルグがF-35用に共同開発
ノルウェー国防省は先頃、F-16戦闘機よりJSM(Joint Strike Missile)1発 の発射試験を行い、おとり目標(デコイ)への直撃を避ける飛行コース変更お よびレーダー回避低高度飛行を実証した。JSMはレイセオンとノルウェイのコ ングスベルグがF-35戦闘機向けに共同開発しており、まずF-16戦闘機とのシス テム統合を開始しているもの。
レイセオンとコングスベルグの協力により、JSMは長射程の高価値、重防御 目標を担当する対艦ミサイルとして開発されている。
最近の米国ユタ試験訓練射場で行われた発射試験では、1機のF-16から発射 したJSMは事前にプログラムされた目標位置に向けて、様々な地形や高度を通 過して飛行した。JSMのシーカー(目標検知機)は目標地域を走査し、おとり の目標にホーミングしないで、ミサイルの進路を転換し、実際のターゲットに 命中した。