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2018.08.29

ウイングトラベル

セレブリティクルーズ、日本発着商品を拡充

新造船も登場、フライ&クルーズの拡販も積極化

 セレブリティクルーズの日本総代理店であるミキ・ツーリストは8月28日に都内で旅行会社やメディア向けの商品説明会を実施した。当日は2019年に実施する日本発着クルーズの詳細について紹介したほか、今年末にデビューする新造船「セレブリティ・エッジ」の紹介を行った。
 2019年での日本発着クルーズでは、セレブリティクルーズで途中乗下船のプランを新たに用意したほか、上級ブランド「アザマラクルーズ」による日本発着クルーズを実施する。また、新造船のセレブリティ・エッジはカリブ海でデビュー後、ヨーロッパへのクルーズを実施する計画となっている。このほか、同社のクルーズ船はアラスカやガラパゴス島などバラエティに富んだクルーズを展開する計画。そうしたことから、ミキ・ツーリストでは、日本からのフライ&クルーズの販売にも力を入れていく考えだ。

 

 日本発着クルーズ、19年は運航本数増加
 途中乗下船プランを用意、上級ブランドも展開

 日本発着クルーズは今年に引き続き「セレブリティ・ミレニアム」を使って実施する。19年は今年より運航本数を増やし、春シーズンに1本、秋シーズンに3本のクルーズを実施することを決めた。このうち秋のクルーズでは「日本の景勝地」にスポットを当てた9月22日横浜発の10泊11日のクルーズを実施。天橋立や兼六園、厳島神社など、日本国内の風光明媚な場所を訪れるほか、韓国の釜山にも寄港する。
 19年のクルーズでは、横浜発着の商品に加え、クルーズ途中での乗下船を可能にした。例えば、19年9月22日からの「関門海峡と日本の景勝地巡り」クルーズでは、広島、北九州、釜山からの途中乗船と釜山、舞鶴、金沢、秋田、青森での途中下船を可能とした。これにより、横浜乗船・金沢下船の6泊7日クルーズなど柔軟な商品ラインアップを実現した。
 このほか、19年にはセレブリティクルーズのラグジュアリーブランドである「アザマラクルーズ」による日本発着クルーズも実施する。今回のクルーズでは乗客定員690人の「アザマラ・クエスト」を利用。4月〜5月に2本、8月から9月に2本のクルーズを実施する。アザマラ・クエストは「オールインクルーシブブティック客船」というコンセプトでクルーズを展開するのが特徴。セレブリティとアザマラの2本立てによる日本発着クルーズを実施することで、クルーズ初心者から富裕層まで幅広い需要を取り込んでいきたい考えだ。

 

※写真上=ミキ・ツーリストが開催したセレブリティクルーズ説明会の模様

 

※写真下=19年も日本発着クルーズで使用する「セレブリティ・ミレニアム」