長瀬産業、3Dプリンター向け材料開発製造JV設立

米国ウィスコンシン州に特殊樹脂開発のIFC社と

　長瀬産業の米国完全子会社であるナガセアメリカは、特殊樹脂等の開発に強みを持つインターフェイシャルコンサルタント（IFC社）との間で、米ウィスコンシン州に合弁会社インフィニットマテリアルソリューションズを設立した。合弁会社では、3Dプリンター向け特殊材料の開発・製造を行う計画だ。
　長瀬産業によれば、すでに3Dプリンターの主流の一つである熱溶解積層（FDM）方式の3D印刷に向けた水溶性サポート材フィラメントの製品化を進めているとのこと。このサポート材は、ABS樹脂などの汎用エンジニアリングプラスチック（エンプラ）だけでなく、より機械特性・耐熱性などに優れたPEI樹脂やPEEK樹脂などのスーパーエンプラにも対応した業界初の水溶性サポート材で、2019年初めの販売開始を予定しているという。